こさぶろう
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2003年1月25日

1才8ヶ月のこさぶろう



冬になるとお客さんが全然いないので 朝、昼、晩と1日に3回も4回も散歩をしてもらっていました。
でも主人が腰が痛い、ひざが痛いなど昼の散歩をサボるようになりました。
主人が「こさぶろう 私は体の具合が悪いから、ひとりで運動しなければいけません」と言われました。
それでぼくは毎日こつこつ、こつこつとテニスコートのフェンスをかじって こつこつ、こつこつと穴を大きくしていきました。

そしてついにひと月かかって外に脱出することができました。
主人が玄関から雪かきに出てきたときに、ぼくは主人に「どうだ ぼくの勝ちだ まいったか」と言っておそいかかりました。
主人はおもわず転びながら「まいった まいった おまえの勝ちだ こさぶろうの勝ちだ」と言って小屋に入れられてしまいました。
そして主人はそのあと2時間もかかって厚いベニヤでその穴をふさいでしまいました。
そしてぼくのところに来て
「ふざけるんじゃあねえ!どうだ まいったか」と言って部屋に入ってしまいました。

とっても満月のきれいな日でした。




2003年3月某日

今日はすごくいい天気で、お客さんもいないので
きっと一の瀬牧場までの超ロング散歩になるかと
何も知らずに期待してしまいました。
主人は身支度をして脚立をかついで出てきました。
「なんだ!散歩じゃないのか!なんだ それはナンだ!」ときいたら
主人が「イチイの雪ぼうしをとってやるんだ」と
脚立にのぼって1本1本イチイの木の雪ぼうしをとりはじめました。
サウスコルには50本くらいのイチイがあるというのに、これでは散歩に行けなくなる。
ぼくは「やめろ!やめろ!」とほえつづけました。
しかし主人は「イチイが重い 重いと言うのがおまえにはきこえないのか。バカタレが」と言って イチイの雪ぼうしを落とし続けました。
ぼくは今までイチイが重たい 重たいなどと言っているのを聞いたことがない。
そんな声がきこえたらうるさくてねむってられないじゃないか。
とうとうその日は散歩に行けませんでした。

でも静かな夜になると月明かりの中でイチイたちが、「軽くなってよかったね」と話しているような気がしました。





2003年5月 2才になりました

5月4日でぼくは満2才になりました。
お客さんに骨付きジャーキーを2本もらいました。
おいしかった。

主人はためいきまじりに「大きくなったなあ」とほめてくれました。
主人は何もくれないのでぼくは
「むかしのように部屋で寝かせてくれ!たのむ。
たのむから中にいれてほしい」とお願いしました。
主人は「それは死んでもできない。そんなにいうのなら後足が外にでていれば あとはどこまではいってもいい」と言ってくれました。

ぼくは、後足を縁側につけて、部屋の中に思いっきりフセをして なつかしい部屋のにおいをいっぱいかいで寝てしまいます。すごくうれしい。

おしまい。




ぼくは朝 昼 晩と3回さんぽに行きます。
朝はお客さんの食事を出し終わってから、昼は主人の昼寝が終わってから、夜は夕食のあとかたづけが終わってからの3回です。

夏はテニスコートで遊べないので この3回のさんぽが唯一の運動なので どんなに雨が降っても主人はさんぽにつれていってくれます。
そしてとくに夜のさんぽのとき主人は
「ウンコ ウンコ ウンコをしろ」とぼくにうんこをさせたがります。
「だれもみていないから、今のうちに早くしろ」とせかします。
だけどぼくは外でうんこはしません。
えさを食べてすぐにいつもの場所にちゃんとしているのです。
ある日 主人があまりうるさく うんこしろ うんこしろというので
ぼくは「じゃあ オマエも散歩中にうんこするのか」といったら 主人は横を向いて口笛を吹いてしまいました。

2003年6月



夜はすずしくてよくねむれます。



2003年9月

僕は朝の散歩コースの公園で ピンク色のちいさなかわいい花を見つけました。
主人は散歩中くだらない歌をうたっているので 花など気がつきません。

あんまりかわいいので主人におしえてあげると
主人は「あっ!これは ねじればなだ ねじればなだ」と言って

「こんなかわいい花は家の庭にも咲かせないとね」
僕は警察犬学校で野に咲く花をとってはいけないと教わっていたので
主人に「絶対にとってはイケナイ」といいました。
すると主人は「どうせ英語教師のジャンカーさんがエンジン芝刈り機で もうすぐこの公園を全部刈ってしまうから、今のうちに取ってやらなければ花がかわいそうだ」となどと言って、昼休みのあいだに3株を自分の庭に植えかえてしまいました。
「こさぶろう 来年はうちの庭がねじればなでいっぱいになるといいね イヒヒ・・」

僕はもう絶対に主人にはかわいい花をみつけても
おしえないことにしました。
それにしても”ねじればな”なんていう花はきいたことがありません。

おしまい




2003年12月

主人は最近 体の調子が悪くて何もしないで家でごろごろしています。
先日主人に”もろみ酢”を飲まされてしまいました。
すごくすっぱくて飲みづらかったです。
主人は「これは通風に効くのでこさぶろうもこれから一緒に飲もうね」と言っていました。
ぼくはあんまり毎日は飲みたくありません。

夜の散歩のとき主人はいつも歌を歌いながら星を見ています。
散歩が終わる頃には首が痛くなって
僕の引き綱によりかかって上を見ています。
ある夜、突然テニスコートにいらなくなったベッドマットを出してきて
「こさぶろう ここで一緒に寝ながら星を見よう。あお向けになって見れば楽だね。ハハハ」

だけど僕は目が悪くて星がよく見えないので
主人が星を見ている間にベッドマットをかみちぎってしまいました。
主人は「もうおまえと一緒に2度と星をみることはないだろう」と
家に入ってしまいました。

おしまい -こさぶろう-


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